自分がそれが真実だと信じるものに対する反応が感情だそうです。
そこにもし感情が出るならあなたは何かを真実だと信じてる。
そして信じているのだから、本当の事実はあなたは知らない。
真実が何なのか確証がないからそれを真実だと信じざるを得ない。
そしてそう信じるから感情が起こる。
誰もが疑わない真実には感情が湧いてこない?
地球には重力がある。
太陽は東から登る。
地球には空気がある。
まあ確かに、はい、そうですね。
で、それ以上の感情が湧きませんね。
地球には重力があると信じなくても実際に重力はある。
信じてなくてもすでにそうであるものに対してはなんら感情的反応は起こらない。
宇宙人は存在すると信じる。
宇宙人は存在するかどうかその真実は分からない。
宇宙人は存在すると信じるから様々な感情は湧いてくる。
もし実際に宇宙人が存在し、皆がそれを認め、それが世の真実となれば。
宇宙人は存在する。
はい、そうですね。
そして何も感情は生まれないのかもしれない。
とはいえ、真実に対しては感情が生まれないとも、言ってませんね。
あるいは逆に万人が認める真実など、あまり存在しないのかもしれません。
さらに真実が存在しても、その人だけは真実を知らないで偽の真実を信じることもありそうです。
いずれにしても大事なのは。
もし感情が動いたなら、あなたは何かを真実だと信じている。
感情が生まれたのなら、そこになんらかの観念が存在している。
地球ではこういう格言があります。「見ることは信じること」。
しかし実は「信じることは見ること」であり、逆なのです。
感情はすべて、まず信じることから起きてきます。
自分が真実だと信じるものに対する反応が感情なのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳)『バシャールペーパーバック〈1〉ワクワクが人生の道標となる。 VOICE新書』P.47より引用させていただきました。